ホントは怖い歯周病!歯を失うだけでない歯周病と3つの病気

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歯周病

歯と歯肉の間(歯周ポケット)という場所に、細菌や歯周病菌のかたまりである歯垢(プラーク)が蓄積することで発症する。

歯周病は、

  1. ひどい口臭を引き起こし、
  2. 歯を支える骨(歯槽骨)を溶かすことで歯がグラグラ
  3. 歯が抜け落ちる

という歯を失う病気であることは広く知られるようになった。

しかし、歯周病は単に歯の病気というだけでなく、実は命に係わる重大な病気であることが判明してきた。本記事ではこのことを中心にお伝えする。

この記事のポイント
  1. 歯周病と糖尿病
  2. 歯周病と心筋梗塞
  3. 歯周病と早産・未熟児

 

歯周病は世界で最も多い病気

30代でも8割が歯周病と言われている。

ちなみにギネスブックでは「全世界で最も患者が多い病気は歯周病である。地球上を見渡しても、この病気に侵されていない人間は数えるほどしかいない」と紹介されている。

それほどまでに多い病気が歯周病だ。

そして歯周病は冒頭にお伝えした通り、細菌や歯周病菌により、歯肉に炎症を起こし、歯槽骨を溶かすことで歯を失う病気で、虫歯と違い直接歯を痛める病気ではない。

 

歯周病の症状

  • 歯磨き(ブラッシング)で歯茎から出血する
  • 歯肉が炎症を起こし赤くなっている。
  • 口臭が気になる
  • 朝起きたら口の中がベトベトする。
  • 歯肉から歯の萌出部分が多くなった
  • 歯と歯の萌出部分の隙間が広くなった

 

ホントは怖い歯周病!①糖尿病

歯周病は「糖尿病の第6の合併症」と言われている。

糖尿病の治療ガイドラインには、歯周病の診療のために「歯科を受診すること」が書かれてある程に関連性が高い病気だ。

実際に糖尿病患者のほとんどが歯周病にかかりやすい状態だ。また、重症化にも進みやすく、歯周病によりさらに血糖値を高めることで悪循環に至りやすい。

歯周病の治療は、糖尿病との関連からも重要ということだ。

 

ホントは怖い歯周病!②脳卒中・心筋梗塞

歯周病が悪化すると心筋梗塞や心血管疾患、脳卒中を引き起こすリスクが高まることも解明されてきている。

心筋梗塞や脳卒中を引き起こす要因となるのが動脈硬化だ。そして動脈硬化を起こした血管壁のアテローム(血管壁への沈着物)の中から歯周病菌が見つかっている。

歯周病が動脈硬化を引き起こしたり、心臓の弁膜に血栓をつくる原因の起炎菌となることが報告されている。

 

ホントは怖い歯周病!③早産・未熟児

早産や未熟児の原因として、タバコやアルコール、高齢出産などはよく知られている。

しかし、実は歯周病による早産・未熟児のリスクが、上記の原因よりもはるかに高いことはあまり知られていない。

そのリスクは、歯周病の人は歯周病でない人に比べ、なんと7.5倍にもなる。

 

歯周病の治療

1、歯や歯周ポケットこびりついた歯垢・歯石の除去

歯や歯周ポケットこびりついた歯垢・歯石の除去は、歯磨きでは取れない。

そのため、歯科衛生士さんによる専門的なクリーニングで歯周ポケットや歯の表面に付着した歯垢の除去を行ってもらう。

2、歯肉の炎症、歯槽骨の治療

歯医者さんや歯科衛生さんによる専門的な治療で、痛んだ歯肉や骨を健康な状態へと治療してもらう。

歯医者さんや歯科衛生士さんに歯周病治療を行ってもらうことで、歯周病の進行を阻止し健康な口を維持、取り戻すことが可能となる。

 

歯周病の予防

1、日々の歯磨き(ブラッシング)

歯周ポケットをキレイにすることを気にかけて、日々の歯磨き(ブラッシング)を丁寧に行う。

2、定期的なクリーニング

歯科衛生士さんによる専門的なクリーニングやメンテナンスで歯周ポケットや歯の表面に付着した歯垢の除去を行ってもらう。

 

 

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