【事件】小張総合病院(山下 加美)が診療報酬5億7,009万9,450円を不正請求

医療法人社団 圭春会 小張総合病院(千葉県野田市横内29-1)、

医療法人社団圭春会 理事長 : 山下 加美が診療報酬5億7,009万9,450円を不正に請求し得ていたことから取消処分となった。

 

保険医療機関の指定の取消及び保険医の登録の取消について

令和6年9月30日 関東信越厚生局

 

 

不正内容は以下の通り

請求できない一般病棟入院基本料7対1の診療報酬を不正に請求していた。

 

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医療法人社団 圭春会 小張総合病院(理事長 : 山下 加美)→不正請求→取消処分

令和6年9月18日、関東信越地方社会保険医療協議会に「保険医療機関の指定の取消」について諮問した結果、これを妥当とする答申がありました。

これを受け、関東信越厚生局長は、以下のとおり行政処分を行いましたのでお知らせします。

 

1 行政処分の内容

保険医療機関の指定の取消

  • 名称:医療法人社団 圭春会 小張総合病院
  • 所在地:千葉県野田市横内29-1
  • 開設者:医療法人社団圭春会 理事長 : 山下 加美
  • 指定取消年月日:令和7年4月1日

 

2 行政処分に至った経緯

  1. 当該保険医療機関が行った一般病棟入院基本料7対1の施設基準の届出について、病棟に勤務していない看護職員が病棟に勤務しているとの情報提供があった。
  2. 当該保険医療機関に対して、当該届出の施設基準の適合状況について、事実確認を行ったうえで報告するよう指示し、実際の看護職員の勤務実績がわかる資料の提出があった。
  3. 提出された資料について、個別指導及び適時調査を実施して確認したところ、当該届出に添付されている看護職員の勤務実績に、病棟に勤務していない看護職員が病棟に勤務したとして記載されていることが確認された。
  4. 以上のことから、一般病棟入院基本料7対1の施設基準の届出について、事実と異なる届出を行って不正に診療報酬を請求していた疑義が濃厚となったことから個別指導を中止し、監査要綱の第3の2に該当するものとして令和元年6月12日から令和5年7月19日まで計21日間の監査を実施した。

 

3 取消処分の主な理由

当該保険医療機関の監査を実施した結果、以下の事実を確認した。

  • 請求できない一般病棟入院基本料7対1の診療報酬を不正に請求していた。

 

4 不正・不当請求金額

監査で判明した不正件数、金額は次のとおり。

不正請求額
不正請求金額 27,046件 570,099,450円

なお、監査で判明した以外の分についても不正請求等があったものについては、
監査の日から5年前まで遡り、保険者等へ返還させることとしている。

 

 

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