歯科矯正によって理想的な歯並びを手に入れたい!
そう思う人は近年、ますます増えているように感じます。歯科矯正は保険が効かない高額治療であると同時に治療は長期間です。
その金額も気になるところですが、その治療期間も気になります。本記事では矯正治療の治療期間についてお伝えします。
歯科矯正の治療期間は1~3年
一般的には、歯科矯正の治療は1~3年の場合が多いです。
歯科矯正の治療は、矯正装置を装着し歯をもとの位置からゆっくりと時間をかけて理想の場所に移動させます。
個人差はありますが、当然、歯は短時間で簡単には動きません。歯の根っこの一部は顎の骨の中にあるからです。
また、成長段階にある子どもの場合は、その成長にあわせて慎重に行う必要があります。そのため、個人差がありますが歯科矯正の治療が数年間にわたることもあります。
もとの歯並びに戻る
歯科矯正は1~2年で理想の歯並びを完成させます(個人差があります)。
歯科矯正の終了後も1、2年かけてリテーナー(保定装置)という装置を着ける必要があります。
リテーナーによって完成した理想の歯並びを安定させなければ、歯はもとに戻ろうとするため、数週間で治療前に戻ってしまいます。
疑問や不安があった場合は、少しのことでも歯科医師に質問し説明してもらいましょう。歯科矯正の治療では、患者さん(お子さんの場合は親御さん)と歯科医師が密にコミュニケーションをとることが非常に重要なことです。
最近の歯科矯正の治療は短期間化に?
最新の歯科医療機器は、レントゲンだけでなくCTや3Dスキャナーなど目覚ましく技術革新が進みデジタル化が進んでいます。更には、矯正装置を人の手でなく、すべて機械が作るようなものまであります。
そのような治療技術だけでなく治療材料も進歩し続けていることで、歯科矯正の治療期間は短くなってきています。
ただ、最新機器の導入や短期間治療を売りにしている歯科医院が必ずしも歯科矯正の治療技術に優れているかというと、そんなことはありません。
素晴らしい精度を誇るデジタル医療機器であっても、技術・技能が伴っていない歯科医師が扱っても「宝の持ち腐れ」となってしまうだけです。
例えば、F1カーはF1ドライバーの技術が無ければ乗りこなすことはできません。一般人がF1カーに乗ってもまともに運転することすらできません。一般人は日ごろから乗りなれている一般車の方が最高のパフォーマンスを上げることができます。
歯科医療の現場では、このような技術・技能が伴わない「見掛け倒しの歯科医師」が非常に多いので注意が必要です。
治療期間が短いメリット・デメリット
歯科矯正は、少しの痛みを伴う方や、矯正装置に違和感を覚えストレスと感じる人も少なくありません。
また、矯正装置を長期間装着し続けることは、虫歯や歯周病のリスクを高めることにも繋がります。やはり、短期間で済むのなら短いに越したことはありません。
デメリットは、上記でも示した通り「短期間治療」を売りにして何でもかんでも短期間で治療を終えようとすることです。
また、最新機器を揃えただけで技術・技能が伴わない「見掛け倒しの歯科医師」が非常に多いことや、高額な設備投資費を取り戻そうとするあまり非常に高額な治療費を請求される場合があります。
治療期間だけでなく歯科医院選びが重要
技術・技能が優れていて、経験が伴っている優秀な矯正専門歯科医であれば、全てのケースが短期間で治療を終えることは不可能ということを知っています。優秀な歯科医は、その患者さんのケースにあわせて正確に説明してくれるでしょう。
これまでの歯科矯正の治療における歯科医師の技術・技能の差は、歯科医の経験や感覚に頼る面が非常に大きかったからです。
しかしこれからは、医療機器の技術革新・デジタルデータ化がますます進むことは間違いありません。そのため、短期間で精確な治療がさらに進むことと考えます。
余談ですが、歯科矯正の治療期間を無駄に長くすることで、高額な治療費を請求するボッタクリ歯医者も多いです。治療期間に限らず歯科医師選びは非常に重要です。
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